「AIがノウハウを書く時代」で本当に強いのは「取材・インタビュー」コンテンツだと思う

生成AI、どこまでいくんだろう?

すでにネットにある情報をまとめるSEO記事やノウハウ記事は、もうAIがきれいに書いてくれる時代です。検索上位の記事を参考にして書き上げる記事は、どれも似たような内容になり、大差はありません。

知り合いの企業の社長も、ブログ記事はバンバンAIで書いて自社サイトで掲載しています。私の担当していたとあるサイトのSEO記事も、もうAIで書くからライターいらないわ。と、遠回しに仕事がなくなりました。

そんな中で生き残るコンテンツとは?

それは、生の声を取材・インタビューして作成した記事。筆者はそう確信しています。

記事にはオリジナルの「一次情報」が必要

これまでも「まだどこにも載っていない情報」を必ず1つは入れたい。そんな心意気で記事を制作してきました。調べれば他にも書いてあることだけで記事を作ったら、それこそ記事作成の意味がないと思うんです。

だからこそ、その人が経験してきた失敗談、笑い話、感じたこと、変化などに焦点を当てて、根掘り葉掘り取材を行います。

「なぜ」「どうして」「こんな場合は」から始まり、「この時代だと」「こんな状況では」などなど、思わぬ広がりがある取材。人から話をきくと、リアルな言葉が飛び出し、ここだけの情報(一次情報)がたくさん出てきます。

そして、当初聞きたかったこと以外の、想定外の話に発展していくんですね。

AIは、質問を考えることができます。でも、そこからの深堀りをしていくのは、まだまだ不得意な感じ。AIとやり取りをして答える側の人も、文書が得意な人ばかりではありません。喋れるけど書けない、雰囲気は伝えられるけどうまい言葉が出ない、そんな場面はよくあることです。

人間同士での取材なら、その感じをうまく切り取って違う質問をしたり、方向を変えたり、代弁したりといった技が使えます。でも、AIには人間の内心を推察して次の質問を投げたり、違う角度の話しを促したりするのは難しそうです。

心を打つ・響く文章には「熱」がある

AIが書いた「社長あいさつ」などは、なんだかこう、どこか機械チックな気がしませんか?

「まだ使い慣れていないせい」「これからもっと発展する」と言ってしまえばそれまでですが。AIが書くと、良くも悪くも「キレイな文章」になりすぎちゃう。品行方正、お上品、スマートでおすましなイメージ。読んでも引っかかりがなく、するする通り過ぎていきます。

プロンプトに「泥臭く」「人間臭く」「●●さんの発言みたいに」などと指示を入れてみても、塩梅が難しいんですよね。それは、AIが話をする人の人格・性格・雰囲気は読み取ってくれないから。

優しくて柔らかなイメージ、賢くてスマートだけどおちゃめなイメージ、緊張してるけどめっちゃお人好しなイメージ。人それぞれが持つ個性は、ただ文章を打ち込むだけでは、AIに汲み取ることはできません。

ノウハウや知識をまとめて紹介するような、あまり感情が必要ない記事ならそれでもいいかもしれません。

しかし「代表メッセージ」「会長のあいさつ」「みなさんへ」などなど、書き手の顔が見える文章の場合、大切なのが“熱”なんです。

あなたそれ、絶対思ってないでしょ!
嘘くさいな〜

って思う文章、読んだことありませんか?
私はあります、たくさん。

AIに個人の思考をトレースできるほど情報を入れるなどすれば、AIで書けないことはありません。が、あれこれ指示を入れて何度も出力させるよりも「書ける人が熱を込めて書く」ほうが、今のところ数倍早くてクオリティが高い感じがするんですが、どうでしょうか。

基本だけど大切「嘘がない」文章

もうひとつ、AIの恐ろしいところは「しれっと嘘を混ぜる」こと。これが本当にやっかいなんですね。存在しない固有名詞や事象、場所などがポロっと出てくるんですよ。

確認する人間が知らない分野の話だと、それが本当かどうかわからず、見落としてしまうことも。

もちろん、取材やインタビューでも間違った情報を話されることはあります。数値や年代が違う場合もあるので、事実確認は欠かせません。取材やインタビューだと、ここは確認したほうが良さそうだな、というところがすぐにわかる、もしくはわかりやすいんです。

ただAIは、嘘や間違いがどこに潜んでいるかわからなすぎるんですよ。しれ〜っと混ぜて、当然ですよ?みたいな文章に仕上がる。だからなかなか見つけられない。これがめっちゃ厄介なんです。

「とある地方の情報サイト記事をAIが書いて、存在しない観光スポット情報の記事が出た」なんていうニュースもありました。

故意であろうがなんだろうが、嘘の情報・嘘の文章を掲載してはいけません。そんなことをしていたら信用がガタガタになってしまいますからね。

  • ・一次情報がある
  • ・熱がある
  • ・嘘がない

会社を信用してもらいたい、魅力を伝えたい、わかってもらいたい。そんな気持ちがあるのなら、急がば回れ。取材・インタビュー記事の作成をおすすめします。

株式会社マ企画では、歴20年超えの編集ライターが、企画・構成から取材・インタビュー、記事作成まで行っています。オンライン・オフラインOKです!

目的にあった質の高いコンテンツを集客にお役立てください。

【Web担当者必見】導入事例コンテンツが集客・問い合わせを増やす理由

新しいものをWebで買うとき 近所の美味しいお店を探すとき
買うかやめるか迷ったとき

あなたは、どうしますか?
知り合いからの口コミはもちろん、amazonやGoogleなどのレビューをチェックしませんか?

総務省「平成28年度
情報通信白書」によると、「レビューをどの程度参考にするか」の調査では「かなり参考にする」「まあ参考にする」20代〜50代で70%以上、60代でも67%。

「レビューを読んだことで、購入する商品を決定した経験」は「何度もある・何回かある」の合計が20代〜60代すべてで80%以上にのぼっています。

グッズ、本、飲食店、体験、宿、習い事など、みんなが誰かの「レビュー」「体験談」を参考にしているんですね。

強い影響力を持つお客様のレビューや体験談。コーポレートサイトやオウンドメディアでは、お客様の声をもっと詳しくお届けできる「導入事例」や「お客様インタビュー」という形式で取り入れてみましょう。

導入事例は「実績を語る」最強の武器

  • ・誰が何で困っていたのか
  • ・商品(サービス)導入してどう変化したのか?
  • ・どんなところがよかったか?悪かったか?

この一連の流れは、同じ悩みを持つ人にとって一番気になるところです。

同じような悩みを持つ人の体験談があれば、今まさに困っていることに対する未来がイメージでき、自分ごと化しやすくなりますよね。

お客様自身が書くレビューではなく、インタビュアーが聞き出す「導入事例」なら、読む人が知りたいと思うポイントをより深く聞き出し、コンテンツにすることが可能です。

事実と感情が伝わる“インタビュー形式”が効果的

企業側が「コレはここが素晴らしいですよ!」と熱を込めて説明するほど、嘘くさくなったり、押し付けがましくなってしまうもの。どうしても宣伝っぽさがでてしまいます。

だからこそ企業目線で書くよりも、インタビュー形式がおすすめ!

赤の他人である第三者目線で書かれていると、リアル感と臨場感、真実味が増し、読み手にすんなりと伝わりやすくなります。

よくある失敗パターンと成功のコツ

「導入事例」を掲載するためには、お客様へのヒアリングが必要です。とはいえ、無計画に質問するだけでは、痛い目を見る場合も(筆者は経験済み)。

「どうでしたか?感想ください」だけだと……

「よかったです」「親切でした」などのひとことや、抽象的な単語だけを聞いて終わりになるケースが多いんです。

質問やアンケートなどを実施するなら、下記を聞いてみましょう。

  • ●どんな状態だったか、何に困っていたか?
  • ●購入前と後で変わったこと・変化は?
  • ●なぜ選んだか、他と比べてなぜこれにしたか?
  • ●サービス・商品を購入してみて、満足度や、わたしたちの印象、進めやすやコミュニケーションなどはどうだった?

こんなふうに細かく聞くことで、自然とこちらのアピールしたい言葉をもらえる流れになっています。ぜひ活用してみてください!

プロインタビューならではの引き出し力

ただ、上記の内容を紙やWebのアンケートだけで済ませるのは、実は難しいんです。なぜなら、お客様はそこまで細かく考えていないから。

「できるだけ具体的に記入をお願いします」と記載したとしても、ひとことしか書いてもらえないことは珍しくありません。突然質問されて「書いてください」と言われても、書くのが得意でない人はスラスラ返答できませんよね。

目的に合わせて聞きたいことを深堀り、読者にも有益となる返答を引き出すなら、プロのインタビューが役立ちます。

「え、そんな感じになるなら、私も欲しいかも……」なんて思ってしまうインタビューや導入事例で、お客様の心をがっちり掴みましょう。

インタビューなら、編集ライター歴20年以上、取材1,000人以上の実績があるマ企画におまかせください。オンライン・オフラインOK!
目的に合わせた導入事例やインタビュー記事を作成し、御社をサポートします。

「導入事例」は答えてくれるお客様の協力があってこそなりたつこと。先方に配慮しながら進めるため、時間も労力もかかります。しかし、苦労してコンテンツ化する価値は十分にあり!導入事例をうまく活用して、集客につなげてみませんか。

Webだけじゃモッタイナイ!対談・インタビュー記事はチラシにも効果あり

ブログや採用サイト、オウンドメディアなどに掲載される「インタビュー記事」。
お客様の声、社員の本音、代表の想いを言葉にするこのコンテンツは、Web上での信頼獲得に大きな役割を果たしています。

ですが、Webだけに載せて終わっていませんか?

実はインタビュー記事、紙媒体に転用することで、営業活動や採用活動にさらに力を発揮する優秀な営業ツールなんです。

チラシの「インタビュー記事」が効果的な理由

リアルな声は“目を引く”

一般的なチラシの宣伝文句と違い、インタビュー形式では登場人物の声がリアルに響きます。会話のようなリズムとストーリーで、内容も理解しやすいのが特徴です。

信頼性が高まる

「会社が言っていること」ではなく、「お客様が語っていること」「社員が本音で話していること」。第三者の視点があるだけで、説得力は段違いです。とくに初対面のお客様や求職者にとっては、安心材料にもなります。

読みもの感覚で印象に残る

数字や特徴を並べるだけでは伝わらない、想いや雰囲気。ストーリーとして読めるインタビュー記事は、読み手の心に残りやすいもの。「あの会社、なんか良かったな」と記憶に残るきっかけになります。

チラシだけじゃない!パンフ・資料など活用例

実際に活用されている例をご紹介します。

営業資料やパンフレットの中ページに
→導入事例インタビューを掲載することで、安心感や導入後のイメージを伝えられます。

展示会やイベントの配布資料として
→会場で配るチラシに、導入事例や代表メッセージを載せて、他社との差別化を図れます。

採用説明会の資料として
→社員インタビューで社風や働く人のリアルな声を伝えれば、求職者に響く資料になります。

店舗設置のフリーペーパーや会社案内にも
→来店したお客様や地域の方にも企業の魅力が伝わります。

インタビュー記事は、書いて終わりじゃない

インタビューをしたあと、Webにだけ掲載して満足してしまう………というのはよくある話。ですが、せっかく手間をかけてつくった記事だからこそ、もっと活用しないともったいない!

紙媒体として展開することで、Webとは違う「出会いの場」にも情報を届けられるようになります。オンラインでは届きにくい高年齢層や、展示会・店舗などの“リアルな接点”での訴求にもピッタリです。

まとめ

インタビュー記事は、会社の強みや、人の魅力がにじみ出る貴重なコンテンツ。それをWebに載せるだけで終わらせるのは、本当にもったいないことです。

紙のチラシや資料にすることで、営業・採用・広報といったさまざまなシーンで再活用できます。

まずは「記事+活用方法」をセットでご相談ください。御社の魅力を、もっともっとたくさんの人に届けるお手伝いをいたします!